こちらの記事は、超初心者の方へ向けて「格安SIMの基本」を分かりやすくまとめています。
wifi(ワイファイ)やSIM(シム)などの用語について文章の中で解説しているので、超初心者の方でも読み進めることができますよ。
格安SIMにはメリットだけではなくデメリットもありますので、記事を最後まで読んでじっくり検討してみてください。
- 端末代を払い終わっていて、使用料を安くしたい
- とにかく毎月の負担を減らしたい
- スマホデビューしたい
- ある程度携帯の操作はできる
- 長電話はしない
1つでも当てはまるものがあれば、この記事がお役に立ちます。
格安SIMは、使用料を安くできるSIMカードのこと
ズバリ、
スマホの使用料を安くできるSIMカードのことです!
SIMカードとは?

こういう形のカード、見たことありますよね?
これがSIMカードです。
このカードの中には、
- どの携帯会社で、どんな料金プランを使っているかなどの契約情報
- 加入者を特定する固有番号
が記録されています。いわば「スマートフォンの身分証」です。

これが入っていないスマホは、通話や、モバイル回線(※)を使ったインターネット通信を行うことができません。
機種変更をすると、古いスマホからSIMカードを抜いて新しいスマホに挿します。
このとき、古いスマホにはSIMカードは入っていないため、通話やモバイル回線を使ったインターネットはできません。
ただし、wi-fi(※)につなぐことはできます。
格安SIMの「格安」とは?

格安SIMを取り扱う業者(MVNOといいます)は、大手のSoftbank、au、Docomoが管理・保有しているネットワーク回線を借りて運営しているので、コストを抑えて安く提供することができます。
そのため、大手三社以外の通信業者「MVNO」が取り扱っているサービスを「格安SIM」と呼んでいます。
例を挙げると、
- auの回線はUQ mobile
- Softbankの回線はY!Mobile
- docomoの回線は楽天モバイル
などといった、MVNO(通信業者)が借りて通信サービスの提供をしています。
格安SIMに変更すると、大手三社の料金に比べて月額使用料を3分の1ほどに抑えることができます。
格安SIMにはメリットの他にデメリットもある
そんなに安くできるなら、みんな格安SIMでいいんじゃない?
そう思うよね。でも私はSoftbankを使っているんだ。格安SIMだとできないこともあるからなの。
では、メリットとデメリットをそれぞれ紹介するね。
格安SIMのメリットは3つ
メリットは以下の3つ。
下の表の文字をクリックすると、該当箇所にジャンプできます。
スマホの使用料を安くすることができる(大手の約3分の1)
格安SIMの変更する上での一番のメリットです。
大手三社の料金は月額7,000円〜8,000円。
格安SIMに変更すると、月額2,000円〜3,000円程度になります。
月3,500円安くなったので、年間42,000円の節約!
※ただし解約手数料で約10,000円かかりました。
2年縛り契約がない。選択肢が幅広い
MVNO(格安SIM業者)は大手にありがちな2年縛り契約がありません。
1年だけお試し契約するということも可能です。
たくさんのMVNOの中から自分のライフスタイルに合った料金プランを選ぶことができるため、無駄がありません。
今までガラケーでメールと電話くらいしか使っていなかったという方向けのプランもあるので、スマホデビューにうってつけとも言えます。
今の電話番号を引き続き利用できる
通信業者を乗り換えても携帯電話番号が変わらない「MNP」という制度を利用して格安SIMへ移行できます。
格安SIMのデメリットは7つ
デメリットは以下の7つ。
下の表の文字をクリックすると、該当箇所にジャンプできます。
通信速度が遅くなることがある
格安SIMは、大手のインターネット回線を一部借りて運営しているので、
大手に比べると平日の通勤・通学時間が混みやすいというデメリットがあります。
※ただし、LINEなどのSNSを見る程度であれば、このデメリットを感じることはありません。
動画をよく見るという方は、
- 通信速度
- 通信容量(月にどれだけインターネット通信を行うことができるかの制限)
に注意して、どこの業者にするか選びましょう。
Y!Mobileは独自の回線を保有しており厳密にはMVNOとは呼ばないようなのですが、料金はとっても安いので格安SIMとして紹介しています。
テザリングができない機種がある
テザリングとは、スマホの通信回線を使ってPCなどをインターネットにつなぐこと。
家に設置しているルーターと同じ役割を果たします。
格安SIM(スマホ)だとこれができない機種があるので、テザリングしたい方はこの機能を使えるかどうかをよく調べてからにしましょう。
LINEでID検索を使用できない
LINEモバイルとY!Mobileを除き、LINEでID検索を行えません。
ただし、ふるふるやQRコードで友達追加をすることは可能です。
最新機種が購入できないなど、機種に制限がある
契約するときに機種も購入したい!という場合は、大手よりも選べる機種に限りがあります。
最新の機種を2年ごとに買い換えたいのなら、大手の方が割引プランが使えてお得ということもあります。
ただし、SIMフリー(※)の機種を購入することで格安SIMを使うこともできます。
初期設定を自分で行わなければならない
契約後、APN設定という初期設定を自分で行わなければいけません。
これを行うことによって初めてMVNOの通信サービスを利用できるようになります。
初期設定の仕方は使う機種によっても違うのですが、手順は簡単で、どれも約2分で終わるような作業です!
業者から説明書をもらえるので、あまり気にする必要はありません。
大手キャリアが提供しているサービスが使えない
キャリアメールアドレス(@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jp、~@docomo.ne.jp)は使用できなくなります。
また、「auかんたん決済」「spモード決済・ドコモ払い/d払い」「ソフトバンクまとめて支払い」など、大手が提供しているサービスを使うことができなくなります。
クレジットカード決済のみの場合が多い
楽天モバイルやmineoなどでは口座振替ができるので、全てではありません。
ですが、ほとんどの格安SIMではクレジット決済となりますので、クレジットカードを使うことができない場合は事前によく確認しましょう。
まとめ
●格安SIMとは、スマホ使用料を安くできるSIMカード。
契約情報が記憶されている。
●メリットは3つ
- スマホ使用料を安くできる
- 2年縛り契約がないため、様々な業者を試すことができる
- 電話番号を変えずに乗り換えられる
●デメリットは7つ
- 通信速度が遅くなることがある
- テザリングができない機種がある
- LINEでID検索を使用できない
- 購入できる機種に制限がある
- 初期設定を自分で行わなければならない
- 大手3社が提供しているサービスが使えない
- クレジットカード決済のみの場合が多い
格安SIMについて理解は深まりましたでしょうか?
さまざまなタイプがある格安SIM。
次は、あなたの使い方によってどんな格安SIMを選べばいいのかを見てみましょう!
文章を順に追っていけば、あなたが選ぶべきSIMがどんなタイプなのかが分かります。
