保険・年金・税金

私が企業型拠出年金を脱退したときの話。

私は、営業として入社した会社を1か月で辞めました。

 

ハリ夫
ハリ夫
えっ?何があったの?
ハリ子
ハリ子
いわゆるブラック会社だったんだよね〜。ま、詳しい話はまた今度ね!
その際に「企業型確定拠出年金」というものに加入していました。

 

というよりも入社後会社に勝手に加入手続きがされており、「確定拠出年金加入手続き完了のお知らせ」が入社して1か月後(つまり退職の手続きが終わったあと)に届きました。
こんなもの。
いつの間にか加入者になってたってケース、かなり多いんじゃないでしょうか?

 

ただし、確定拠出年金は60歳になるまで脱退できません。

 

ですが私は1ヶ月という短い期間しか加入していなかったため、脱退する条件に当てはまりました。
もし似たような状況の方がいて困っているようでしたら、以下を参考にしてみてください。

 

脱退についてすぐに読みたい、という方は目次からジャンプしてくださいね。

 

※当ブログではお金をこれから勉強する方向けにざっくりわかりやすくをモットーにしているため、詳しい方からすると「そんな説明の仕方するの?」と感じる部分もあるかもしれません。詳細は別ページをご案内するようにしておりますのでご容赦ください。



確定拠出年金ってなに?

年金には大きく分けて2種類あります。

①公的年金と呼ばれる、「必ず入らなければいけないと法律で決められている年金」

 

②私的年金と呼ばれる、「入っても入らなくてもいい年金」です。

 

確定拠出年金は②の「入っても入らなくてもいい年金」です。

 

さらに、確定拠出年金も2種類に分かれています。

①企業型

 

②個人型

 

言葉の通り、①企業型は勤めている企業が運用しているもの。
企業がお金を出して、加入者が運用方法を決めるものです。

 

そしてその運用した利益を積み立てていき、
従業員が退職したら退職金として積み立てた年金をあげるよ!という仕組み。

 

企業からしても計画的に退職金を用意できるのでメリットがあるんですよね。

 

企業型確定拠出年金とは?ポイントは3つ。

1.受け取れるのは私たちが60歳になってから。

10年かけて少しずつ受け取る分割受け取りか、一括受け取りか選べます。

2.自分で資産運用して、増やすことができる。

 

利率のいい資産運用商品を自分で選んで運用すれば、
掛け金を増やすこともできるということ。
もちろん資産運用ですので、マイナスになることもあります。

 

3.儲かった利益は税金の優遇を受けられる!

 

皆さん、お仕事をして発生したお給料には「所得税」がかかっていますよね。
株の売買で儲けたお金にも「所得税」がかかります。

 

でもこの確定拠出年金制度を使って儲けたお金には所得税がかからないのです!

 

 

個人型確定拠出年金とは?

個人でお金を出して運用し、年金を積み立てるということ。
それ以外のポイントはほとんど企業型と同じ。

 

もし勤務先で「企業型」に加入している方は、
ご自身で「個人型」にも加入して年金をさらに増やすこともできますよ!

 

ちなみに今は「iDeCo(イデコ)」という愛称がついてます。
銀行のポスターとかで見かけたら「個人型確定拠出年金のことなんだ〜」と思い出してください。

 

退職後の企業型確定拠出年金

ということで。
私が入った会社は、私の退職金を積み立てる為に
入社後すぐに確定拠出年金の加入手続きをしていたわけですね。
しかし1ヶ月で退職してしまった。

 

そして、退職手続きが終わった1か月後に「加入者資格喪失のお知らせ」というものが届きました。
ではここからは何をしたらいいのか。案内を読んでみました。

 

退職したら企業型確定拠出年金はどうしたらいい?

案内を要約すると、

 

選択肢は3つ!
6か月以内に決めてね!
とのことでした。

 

選択肢3つ
①もしすでに転職した、これから転職する会社で企業型確定拠出年金を続ける。
 または個人型確定拠出年金に移行して積み立てを続ける。

 

②脱退する。

 

③ほっとく。

 

6ヶ月以内とは?
詳しくは、資格を喪失した月の翌月から起算して6ヶ月以内のこと。

 

※例※
退職日が2019年3月末日だと…

 

資格喪失日:2019年4月1日
手続き期限:2019年10月末日

 

資格喪失日は、送られてくる「加入者資格喪失手続完了通知書」というものに書いています。
(私は「加入者資格喪失のお知らせ」でした)

 

ではどの選択肢を選べばいいのでしょうか?

 

①積み立てを続ける。

まだ積み立てを続けたい人は移行手続きをしましょう。
というか②の脱退要件に当てはまらなければ続けなければなりません

 

退職してから6か月以内に転職する会社で
企業型確定拠出年金制度を利用しているのであれば、
入社後、その会社の企業型確定拠出年金に移行しましょう。

 

そうでない場合は個人型確定拠出年金に移行しましょう。

 

②脱退する。

ただし条件があります。
個人資産残高が15,000円以下であれば脱退一時金をもらって脱退できます。

 

つまり、退職した時点で積み立てたお金が15,000円以下であれば脱退できるということ。

 

私はこれを選びました。
転職先が決まっていなかったため、次の会社でも企業型確定拠出年金を継続できるかはわからなかったこと。
わざわざ移行作業をするのが面倒だったことから、脱退条件を調べて脱退手続きを行いました。

脱退手続きの方法はこちら

③ほっとく。

これが一番やっちゃだめ!

 

なにもせずに放っておくと、国民年金基金に勝手に移行されます。
(国民年金基金も、確定拠出年金とおなじ私的年金です。)

 

このことを自動移換と言います。

 

手数料が4,269円とられます。

 

また、自動移換してからの4ヶ月目以降からは毎月51円、年間612円の管理手数料が差し引かれます。

 

ほかにもデメリットが3つ。

 

1.運用指図ができないので、確定拠出年金のメリットである「資産を増やす」ということができなくなってしまう。つまりただの塩漬け。

 

2.受け取り開始時期が60歳より遅くなる可能性がある。確定拠出年金に加入していた期間としてカウントされないので、加入者としての期間が10年に満たないと、塩漬けしていた年金を受け取る時期がどんどん遅くなっていきます…。

 

3.いずれにせよ、国民年金基金連合会に自動移換された状態では、60歳になっても資産の引き出しができない!
個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入して移換の手続きをしなければいけない。

 

 

企業型確定拠出年金の脱退方法

ハリ子
ハリ子
脱退要件については確認してもらえましたでしょうか?
ここからは私の経験談となります。
企業型確定拠出年金を脱退して、脱退一時金をもらうことにした私。
ハリ夫
ハリ夫
でも働いていたのはたったの1か月間でしょ。
もらえるお金なんてあったの?
退職後に「加入者資格喪失のお知らせ」が届きました。
ハガキに書いてあった会社のWebログインサービスにログインすると、脱退一時金がいくらになるかシミュレーションができるようだったので見てみました。

 

残高にあったのは5,000円弱でしたが、すべて企業拠出額。
3年以内の退職の場合は退職金の支払いがないため、この5,000円は企業に変換される「企業返還資産」というものになるようで、
脱退一時金の金額は0円でした。

 

ここで、脱退一時金15,000円以下であれば脱退一時金請求ができるという条件に当てはまったため、手続きの申し出をするために運用管理金融機関のHPへ。

 

ハガキにあった先ほどのIDとパスワードを入力したらなんとログインできました。
(金融機関は三菱UFJ信託銀行でした。)

 

『脱退一時金の請求についてはこちらへ』という案内の先にあった電話番号にかけ、オペレーターのお姉さんとお話し。

 

「退職後の手続きについて電話した」と伝えると、スムーズにご案内頂きました。

 

今回は企業返還資産があるため支払いは0円だが、利息が数円付く可能性があること。

 

個人資産額15,000円以下のため脱退手続きが可能であり、脱退の書類を郵送すること。

 

本人確認書類のコピー(運転免許証とか)を添付して返送してほしいこと。

 

を伝えられました。

 

後日「裁定請求書(脱退一時金)」の手続き書類が届き、コールセンターのお姉さんに言われた通りに書類を記入。

 

返還金の振込先となる、自分の口座番号などを書きました。
そして運転免許証のコピーをつけて返送し、約1ヶ月後に脱退完了通知が届いた覚えがあります。

 

つまり、難しい手続きはなにもなく、

 

企業型確定拠出年金に加入したときの書類を用意して、問い合わせ先に電話をかける。
届いた書類を記入して返送する。

 

これだけでした!

 

もし問い合わせ先が分からなかったら、勤めていた会社に聞いてみるしかないですね…。

 

ハリ子
ハリ子
他にもいろんなケースの方がいらっしゃるかと思いますが、私と同じように、企業型確定拠出年金に3年以下加入しており、15,000円も積み立て金がなかった場合はこんな感じであっさり終わるかと思います!ぜひ参考にしてみてください。
ハリ夫
ハリ夫
僕の確定拠出年金もどうなっているか見てみようっと。